長崎における『9月1日、夏休み明け子どもの自殺予防に関する取り組み(2017)』(更新版)

9月1日の夏休み明け、学校に行くことがつらく、多くの子どもたちが自殺という悲しい選択を選んでいる現状があります。

自ら死を選択するまで追い詰められ、苦しんでいる子どもたちが自殺をすることがないよう、子どもの居場所や支援を行っている団体がさまざまな取り組みを行う予定です。

ここでは長崎市周辺にて行われる取り組みをご紹介します。

駆け込み居場所

「学校に行きたくないけど、親には言えない。きっと悲しむ」「どうしても学校に行けない」

そう思っている子どもたちが思い余って自死を選ぶ。決して不思議なことではありません。

学校へ行く準備をしている時に、自宅を出た後に、始業式の最中に、帰宅の途中に。

自殺を択ばざるを得ない場所にいるぐらいなら、他の場所に駆け込んだ方が良い。学校以外の場所として用意されるのが『駆け込み居場所』です。

もし学校へ行くことが苦痛で、自宅に帰るのも後ろめたいと思っているのなら、この『駆け込み居場所』へ駈け込んでみてください。

長崎では以下の団体が無料開放する予定です。小・中・高校生の方を対象としています。

『自然と暮らしの学校「てつなぐ」』さんが新しく参加してくれました!

NPO法人フリースクールクレイン・ハーバー

場所と日時➀

フリースクールクレイン・ハーバー(長崎市赤迫町1-4-16-6F)

8月31日(木) 10:00~23:00

9月1日(金) 6:00~17:00

場所と日時②

第5一之瀬中央橋ビル(長崎市江戸町5-8)

8月31日(木) 22:00~24:00

9月1日(金) 6:00~8:00

問い合わせ

TEL:095-844-8899(フリースクールクレイン・ハーバー)

TEL:090-8665-6388(担当 中村尊)

『NPO法人フリースクールクレイン・ハーバー』についてはこちら

フリースペース長崎(親の会たんぽぽ)

場所と日時

フリースペース長崎(長崎市館内町10-9)

9月1日(金) 7:00~15:00

問い合わせ

TEL:090-3987-9202(担当 古豊慶彦)

※別記事『フリースペース長崎「9月1日駆け込み居場所」のご案内』にも掲載しています。

『親の会たんぽぽ』についてはこちら

NPO法人長崎県子ども劇場連絡会

場所と日時

長崎県子ども劇場連絡会 事務局(長崎市大黒町4-26-302)

9月1日(金) 8:00~22:00

問い合わせ

TEL:095-825-0533(長崎県子ども劇場連絡会)

『NPO法人長崎県子ども劇場連絡会(ホームページ)』についてはこちら

自然と暮らしの学校『てつなぐ』

夏休み明け開催、こどものたまり場・大人のはなす場『かっちぇて』。

場所と日時

長崎県長崎市高平町15-1(路面電車終点・正覚寺下電停より徒歩8分)

8月31日(木)13:00~20:00

9月1日(金) 7:00~16:00

問い合わせ

TEL:090-8391-9644(片山)

Mail:tetsunagu1110@gmail.com

『自然と暮らしの学校「てつなぐ」(Facebook)』についてはこちら

※Facebookでは駆け込み居場所の告知はされないそうですので、ご注意ください。

NPO法人フリースクール全国ネットワークの取り組み

『子どもの自殺予防対策事業 長崎キャラバン』(厚生労働省補助事業)

NPO法人フリースクール全国ネットワークでは、自殺が思い浮かぶ思春期以前の年代の子どもやその保護者の皆さんに向け、全国10カ所で開催します。その第1弾を長崎で行います。

イベントを通じて「いじめのない友だちづくり」「自己肯定感の育成」「多様性を認める意識」を学んでいただけると考えております。

日時

8月25日(金) 13:00から

場所

長崎市立図書館多目的ホール

内容

  • 親子で観賞する寸劇『ビワ太郎』
  • 保護者向けシンポジウム
  • 親子向けワークショップ

問い合わせ

NPO法人フリースクールクレイン・ハーバー

TEL:095-844-8899(担当 中村)

Mail:craneharbor@har.bbiq.jp

『NPO法人フリースクールクレイン・ハーバー』についてはこちら

『夏休み明け 学校がつらくてもココがあるよ! プロジェクト2017』

フリースクール全国ネットワークのホームページにて、全国の駆け込み居場所の開所情報や子どもたちへのメッセージを配信します。

『NPO法人フリースクール全国ネットワーク(ホームページ)』についてはこちら


 

チャイルドラインの取り組み

チャイルドライン九州ネットワーク『チャイルドライン+3時間延長キャンペーン』

子ども専用電話チャイルドラインでは、夏休み明け前後2週間、従来より時間を延長して九州の子どもたちの電話を受け付けます。

実施日時

8月23日(水)~9月5日(火) 16:00~24:00

相談窓口

TEL:0120-99-7777

※通話無料。チャイルドラインは、18歳までの子どものための相談窓口です。それ以外の方はご遠慮ください。

『ネットでつながるチャイルドライン 夏のキャンペーン』

電話での会話に抵抗感がある子どもたちに向けて、スマートフォンやPCでのチャットによる相談を期間限定で実施します。

実施日時

8月29日(火)~9月6日(火) 16:00~21:00

相談窓口

http://www.childline.or.jp(『チャイルドライン』ホームページ)

※チャイルドラインは、18歳までの子どものための相談窓口です。それ以外の方はご遠慮ください。

『チャイルドライン(ホームページ)』についてはこちら


その他の取り組み

NPO法人フリースクールクレイン・ハーバー『期間限定メール相談』

NPO法人フリースクールクレイン・ハーバーでは、電話での会話に抵抗感を持っているお子さん向けにメール相談を実施します。

相談日時

8月31日(木) 21:00 ~ 9月1日(金) 9:00

相談窓口

Mail:yasunde-ok@bk2.so-net.ne.jp

『NPO法人フリースクールクレイン・ハーバー』についてはこちら


最後にホームページ管理人のアニから一言。

アニは4年間ほど不登校をしました。それまでも五月雨登校を繰り返していました。

友達にいじめられていた訳でもなく、先生が嫌いだった訳でもなく、勉強もそんなに嫌ではありません。

ただ学校という空間に自分の居場所がないと感じていました。

「どこにいても、何をしても居心地が悪い。正直逃げたい。でも学校に行かないと人生が終わっちゃう。」

大げさに聞こえるかもしれませんが、そんな風に思っていました。

そんなアニにとって、休み明けというのは辛い時期の一つです。

五月雨登校していた時は「また学校に行かないといけない…」と追い詰められ、不登校の時は「この機会に登校しなかったら、もう2度と学校に行けないんじゃないか?」と不安に駆られ、何度も「いっそ死んだほうがマシなんじゃないか?」と考えました。

アニは幸い臆病者だったので、死ぬのが怖くて、その選択をしませんでした。

しかし可能性はゼロではなかったでしょう。何かの拍子でというのはあったかもしれません。

理由は様々でしょうが、「学校に行きたくない」と思いつつも「学校に行かなきゃ」と思っている子は多くいると思います。

その感情の板挟みになって死を選ぶより、いっそ学校なんてかなぐり捨てて欲しいです。

もし一人でそれができないのなら、色んな助け舟を出してくれる人たちがいるので、その人たちを頼ってください。

イベント情報

イベントタイトル 夏休み明け子どもの自殺予防に関する取り組み(2017)
日時 本文参照
場所 本文参照
問い合わせ先

本文参照

事前申し込み 不要
参加費 無料