『子どもサミット&長崎県のつどい』に参加してきました。

アニです。

6月24日・25日と連日、佐世保で開催された『NPO法人フリースペースふきのとう』の主催イベント『子どもサミット』『長崎県のつどい』に参加してきました。

アニが参加している不登校・ひきこもり情報誌『今日も私は生きてます。』4号の販売も兼ねて行って来ました。

講演聞いて、休み時間は販売してで、中々忙しかったですね(笑)

子どもサミット(6月24日)

毎年開催されている『子どもサミット』も今年で13回目です。

例年通り、高垣忠一郎さん(立命館大学名誉教授)による基調講演、そして当事者・経験者と高垣さんによる『子どもサミット』が行われました。

基調講演『不登校問題はおとなに何を問いかけているのか?』(講演者:高垣忠一郎さん)

高垣さんは“自己肯定感”という考え方を広めた専門家のお一人です。

学校でいじめを受けている子。学校に行けない子。

そういった子たちは親の期待に応えられない自分を責め、自分という存在を消し去りたいと考えている。

“自己肯定感”とは本来、このような辛い気持ちから子どもたちを支えるもの、「私は私であって大丈夫」という気持ちです。

ところが最近の巷に溢れる“自己肯定感”は間違っているとお話されました。

特に近年の“人材”の育成という考え方では本当の意味での“自己肯定感”を育てられないと指摘されています。

“人材”とは人を道具と見立てた考え方です。

子どもたちは自分たちが抱いている“悩み”を誰かに相談することが少なく、その“悩み”を恥じている感覚があるそうです。

“悩み”を人間性を磨くものだと思っていない。何故なら、“悩み”があるということは、“人材”として欠陥があることになるから。

“人材”というものばかりに焦点を当てると、何も出来ないと思っている子どもたちを追い詰めることになると危惧されていました。

 

高垣さんをご存知の方はお分かりになるでしょうが、自他共に認める熱くなりやすい方です。

ご本人も「クールダウンすると言ったけど、クールダウンになってないね(笑)」と仰っておられましたが、今回の基調講演も非常に熱のこもった講演でした。

子どもサミット2017

高垣さんによる基調講演後、休憩を挟んで『子どもサミット』が開催されました。

『NPO法人フリースペースふきのとう』と縁の深い4人の当事者・経験者をパネリストとして、コーディネーター役の高垣さんによる進行で行われました。

様々な質問・トークテーマがありましたが、ここでは1つ紹介したいと思います。

会場からの質問で「どうやって居場所(フリースペースふきのとう)とつながったのか?」というものがありました。

各々過程は違ったのですが、2つほど共通点がありました。

まず1つ。

親が『フリースペースふきのとう』の親の会に参加していたこと。

情報が無ければ参加する云々を決めることすらできません。

不登校・ひきこもりの子どもたちが情報を収集できる手段は非常に限られていますから、親が主体的に情報を集めていたということは、想像に難しくありません。

そして2つ。

最初は居場所というものに対して懐疑的であったこと。

ある子は「胡散臭いな」と思っていたり、ある子は「嫌な感じに違いない」と大人への不信感が強かったそうです。

「別に居場所とか行きたくなかった」という子もいました。

ただ行ってみると、案外とやっていることが面白かったり、優しく接してくれたりと、予想が良い意味で裏切られたそうです。

何事も「やってみないと分からない」ということのようです。

 

終始、非常に明るい雰囲気での『子どもサミット』でした。

長崎県のつどい(6月25日)

『長崎のつどい』は最初1時間ほどの全体会を行い、その後、7つのテーマに沿った10の分科会へ参加者が各々希望のところへ分かれていく形で行われます。

アニが参加した分科会『支えあう連携づくり 企業とNPOの協働実施を考える』

『NPO法人フリースペースふきのとう』では去年5月から『みんなのマルシェ 星の風』という店舗を、現在は週に1度ほど営業しています。

当事者・経験者や同団体スタッフが作成した雑貨、黒島で栽培している野菜を販売しています。

JT(日本たばこ産業株式会社)の助成による、企業との協働による事業です。

この分科会では、『みんなのマルシェ 星の風』や他地域の企業とNPOとの協働実践している実例を基に多岐に渡るテーマを語る場となりました。

JTの助成担当者の方、九州電力の助成担当者の方、中小企業家同友会の方、長崎県(行政)の方、地域おこし協力隊の方など、普段の分科会ではあまりお目に掛かれない方が多かったです。

前半はどちらかというと「企業からの助成の話」を中心に、後半は「就労環境に関する話」がメインでした。

不登校・ひきこもりの当事者・経験者が就労し、また職場に定着することは簡単なことではありません。

不登校・ひきこもりの課題を話す時、精神的なケアなど、いわゆる“入口”の話はテーマとして取り上げられることは非常に多いです。

逆に、就労など“出口”の話は少ないです。最近はけっこう違ってきたと思いますが、それでも少ないと思います。

アニ自身も就労ではけっこう失敗を多く経験しているので、大変興味深かったです。

 

他の分科会は、また全然違う形の内容です。

「あれも聞きたいが、それも聞きたい」と悩むのは分科会の醍醐味と言えるでしょう。アニもどうしようか前日まで考えていました。

こういった機会は頻繁にあるものではないので、興味のある方は機会を逃さず、ぜひご参加ください。

まあ来年になちゃいますけど。


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